アレルギーとは?
花粉症と食物アレルギーに共通する免疫のしくみを
やさしく解説
2026.10.07
春になると鼻がムズムズしたり、くしゃみが止まらなくなったりする花粉症。
また特定の食べものを食べると体調が悪くなる食物アレルギー。
実はこれらはどちらも『アレルギー』というからだの反応によって引き起こされている症状なんです。ご存知でしたか?どちらも私たちの生活に大きな影響を与えてしまう非常に厄介な症状ですよね。
ところでなぜ私たちのからだは花粉や食べものといった害のないものに反応してしまうのでしょう?
実はその背景には、私たちのからだをウイルスなどの外敵から守るために備わっている「免疫」というしくみが大きく関係しています。この記事では、アレルギーが起こる原因やからだの中で起きていることについて解説していくとともに、その対策について分かりやすく紹介していきます。
花粉や食べものが敵になる?
アレルギーの正体とは?
“アレルギー”という言葉は様々な場面でよく耳にしますよね。
例えば花粉やハウスダスト、動物の毛など色々なものが原因で目や鼻がかゆくなったりすることを私たちは“アレルギー”と呼んでいます。しかし一体、このアレルギーというのは何者なのでしょうか?
アレルギーは免疫の過剰反応
私たちのからだにはウイルスや細菌といった、外敵からからだを守るための「免疫」というしくみが備わっています。からだに外敵が侵入すると、その外敵を追い出すために免疫に関係する細胞たちが動き出し、様々な攻撃をしかけていきます。そしてからだの中から外敵を排除することで、安全な状態をキープするという、いわば警備員のようなはたらきをしているのがこの『免疫』と呼ばれるシステムなんです。
しかし時々、この免疫が勘違いをしてしまい、特にからだには悪さをしない物質に対しても「敵が来た!」と反応してしまうことがあります。そしてこの本来必要のない免疫反応こそがアレルギーを引き起こす原因です。無害な食べものや花粉に対して免疫が勘違いして反応することで、ウイルスや細菌に感染したときと同じように、つらい鼻水などの症状が現れてしまいます。この免疫の過剰な反応が「アレルギー」と呼ばれるものの正体となります。
免疫の勘違い?
Th2細胞が関わるしくみ
ここまでアレルギーは免疫の勘違いだと説明してきました。ここからはさらに科学的な知見から詳しく解説していきます。実はこの「免疫」というのは、色々な役割をもった免疫細胞が複雑に絡み合って成り立っているシステムです。
そして近年の研究から、アレルギーの人はこれらの細胞のうち「Th2細胞」と呼ばれる細胞のはたらきが活発になりやすいことが分かっています。
Th2細胞とは?
少しなじみのない難しい名前の細胞ではありますが、イメージとしては免疫の「警報係」のような存在です。
からだの中で敵を見つけると「みんな戦う準備をして!」と仲間に知らせる役割をしています。本来はからだを守るために必要な細胞なのですが、この警報係がはたらきすぎると、花粉や食べもののように危険ではないものにまで警報を出してしまうのです。
もう少しイメージしやすいように、他の免疫細胞を交えた一連の流れで解説していきます。
まず、私たちのからだは花粉のようにからだには存在しない物質(異物)を検知すると「マクロファージ」などの細胞がその物質を捕まえにいきます。そしてそのマクロファージはリレーのバトンのように、警報装置の役割をもつ「Th2細胞」という細胞に異常を伝えます。このとき免疫が正常にはたらいていれば、害のない物質を”問題なし”と判断でき、この段階で免疫のリレーは終わります。
しかしTh2細胞が勘違いをして”危険だ!”と判断してしまうと、からだ全体に警報(アレルギー反応のもとになる物質を大量生産する)を鳴らしてしまいます。そしてこの物質をもとにつらい症状を引き起こしてしまいます。
Th2細胞は本来、寄生虫からからだを守るために活躍する大切な細胞なのですが、ときどき無害であるはずの物質に対して勘違いをしてしまうことがあります。この”勘違い”が花粉症をはじめとする「アレルギー」を引き起こすのです。
今日からできるアレルギー対策
ここまでアレルギーのしくみについて解説してきました。ではアレルギーを起こさないようにするにはどうしたらよいのでしょうか?まず、大前提としてアレルギーは花粉や特定の食べもの、ハウスダストといった原因物質(アレルゲン)によって引き起こされるため、このアレルゲンを避けることが対策の基本的な考えとなります。
たとえば花粉であればマスクをする、帰宅後には玄関で服を払う、手洗い・うがい・洗顔をする、洗濯物を室内干しにする、といった対策があげられます。ハウスダストであれば、拭き掃除などをこまめに実施し、室内に舞わないようにするのが対策となります。また、免疫系は生活習慣が悪いと崩れてしまって症状が悪化する可能性があるため、バランスの良い食事や十分な睡眠、適度な運動などを生活に取り入れることで免疫バランスを保つことが重要です。
それぞれの詳しい内容については過去の記事にまとめています。
しかしこういった対策を一つひとつ丁寧に実施するのはとても大変ですよね…。筆者も花粉に悩まされることが多いのですが、忙しい日々のなかでは、ついケアが後回しになりがちです。
そこで、こういった対策に加えておすすめしたいのが「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」を日常に取り入れることです。花粉・ホコリ・ハウスダストなどによる鼻の不快感が気になる方のセルフケアの選択肢のひとつとして、「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」を取り入れる方法があります。
この乳酸菌L. パラカゼイ KW3110は数多くの研究結果から、鼻の不快感を緩和する機能が報告されています。また、食品成分であり、これまでにこの乳酸菌が原因と判断される健康上の問題は報告されていません。他にも、この乳酸菌を飲んで眠くなったという報告もありません。ぜひ乳酸菌L. パラカゼイ KW3110で手軽なケアをしてみてはいかがでしょうか?
乳酸菌L. パラカゼイ KW3110とは?
研究成果を紹介
前の章では、日頃からのケアの一例として『乳酸菌を取り入れる方法』をご紹介しました。
ではどうしてそんな効果が乳酸菌で得られるのでしょうか?もう少しだけ「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」の効果について深掘りしていきましょう!
「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」って
そもそも何?
乳酸菌L. パラカゼイ KW3110はかつてチーズ作りに利用されてきた歴史があり、昔から食べられていた、人にとってなじみのある乳酸菌で、正式な学名は「Lacticaseibacillus paracasei KW3110」という乳酸菌です。
この乳酸菌L. パラカゼイ KW3110は最近の研究によって、Th2細胞の暴走を抑えることで、花粉やホコリなどによる鼻のムズムズなどを軽減する機能を持つことが分かってきています。花粉を外敵と勘違いして、からだ中に警報を鳴らしてしまったTh2細胞に対して「まあまあいったん落ち着こう」とはたらきかけてくれるということです。
また、キリングループにおいてさまざまな試験を実施しており、豊富な安全性データを蓄積しています。
乳酸菌L. パラカゼイ KW3110の研究成果
ここからは、乳酸菌L. パラカゼイ KW3110について、実際に論文で発表されている研究データを見ていきましょう!
❶花粉シーズンの軽症~中等症のアレルギー性鼻炎を持つ健康成人の
目や鼻の症状を調べた試験
| 対象 |
軽症から中等症のアレルギー性鼻炎がある20〜64歳の健康な成人 |
|---|---|
| 試験 内容 |
参加者を、次の2つのグループに分けました。 |
| 結果 |
「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」を摂取したグループでは、プラセボ群と比べて、摂取開始から4週間後の鼻の自覚症状の改善が確認されました。 ※研究結果は対象者全体の傾向を示すものであり、すべての人に同様の変化がみられるとは限りません。 |
❷花粉シーズンの花粉症を有する人を対象とした目や鼻の症状を調べた試験
| 対象 |
中等症から重症のスギ花粉症を有する20~50歳の成人 |
|---|---|
| 試験 内容 |
参加者を、次の2つのグループに分けました。 |
| 結果 |
「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」を摂取したグループでは、プラセボ群と比べて、摂取開始から12週間後の花粉症の鼻水に関する自覚症状が軽減しました。 ※研究結果は対象者全体の傾向を示すものであり、すべての人に同様の変化がみられるとは限りません。 |
これらのデータから、乳酸菌L. パラカゼイ KW3110は花粉などによるアレルギー性鼻炎症状を緩和する機能があることが明らかとなりました。毎日の花粉対策をサポートする存在として、乳酸菌L. パラカゼイ KW3110に期待が寄せられています。
乳酸菌L. パラカゼイ KW3110の効果については、以下の記事でもより詳細に解説しています!
以上、今回は「アレルギー」について詳しく解説しました。アレルギー症状が気になる方は、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてください!ちなみに今回ご紹介した「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」は、他にも様々な研究成果が論文で報告されています。もし興味を持っていただけた方は、下記のページに詳細をまとめていますので、ぜひご覧ください!